令和3年8月6日(金)、7日(土)に、第9回東北教育オーディオロジー研究協議会研修会が行われました。新型コロナウイルス感染拡大により、急遽、会場を福島県立聴覚支援学校福島校から福島県立聴覚支援学校に変更しての実施となりました。直接受講の参加者は本分校職員及び市内在住者、ワクチン接種済みの方限定、それ以外の方はオンラインでの参加とし、本研修会初のハイブリッド方式での実施としました。
1日目は、まず東北教育オーディオロジー研究協議会総会が行われました。本年度の総会では、会長や事務局長など要職が大きく入れ替わりました。特に会長職は、設立当初から本会を牽引してこられた髙屋隆男会長(東北福祉大学准教授)が退任され、小檜山宗浩新会長(福島大学大学院特任教授)へと引き継がれました。総会の中で、高屋前会長に感謝状と記念品が贈呈され、会場から惜しみない拍手が送られました。
総会に続き、元筑波技術大学学長の大沼直紀先生より「教育オーディオロジーの役割」についてのご講演、さらに、「人工内耳の最新技術」について日本コクレア社の山本誠氏よりオンデマンドによりご講義をいただきました。
2日目は、東北各県の教員が講師となり、教育オーディオロジーに関する選択講座を午前に4講座、午後に1講座を実施しました。その後、宮城教育大学名誉教授の藤島省太先生より「今、聴覚・言語しょうがい教育について思うこと」と題しご講演をいただきました。初めてのハイブリット方式の研修会となりましたが、盛会の内に終了することができました。講演や講義をいただきました講師の皆様、参加者の皆様に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
なお、研修会の際にいただいたご質問は、後日、「2021年度会員専用ページ」に掲載いたします。
次年度は、今年の経験を踏まえてハイブリット形式での実施を継続しながら、新体制のもと、より充実した研修会を目指し、新たな視点を加えながら実施できればと考えています。
髙屋前会長に対して、小檜山新会長より、感謝状が贈呈されました。
8年間本当にありがとうございました。
教育オーディオロジーに対する熱い思いが伝わってくる大沼先生のご講演でした。
「専門性の継承、維持、発展」改めて考えさせられました。
ありがとうございました。
子どもと係わることでしか得られない実践データの積み重ねによる研究の尊さを藤島先生のご講演から学ばせていただきました。
ありがとうございました。