平成28年(2016年)8月10日・11日の2日間に行われました。盛夏の仙台市でしたが、会場の宮城教育大学の屋内はきれいで冷房も整い、快適な環境で研修会を行うことができました。
開会式では、主催者の本会会長あいさつの後、共催の宮城教育大学より藤島省太先生、開催県の宮城聴覚支援学校の鳩原潤校長先生、また、日本教育オーディオロジー研究会会長の大沼直紀先生から、それぞれご挨拶を頂きました。
会長あいさつ文 第4回会長あいさつ(開会式).pdf
共催校あいさつ 第4回共催校あいさつ(藤島先生).pdf
開催県校長より 第4回開催県校長あいさつ(鳩原先生).pdf
大沼先生から 第4回挨拶文(大沼先生).pdf
(※すべてPDF文書)
2日間という短い日程でしたが、東北各県はもちろん、埼玉や千葉、神奈川からも参加がありました。聾学校の先生だけではなく、小学校や養護教育センターの所長はじめ指導主事、教育事務所の指導主事、病院や療育センターの言語聴覚士の先生、補聴器販売店の方など、様々な立場の方に参加して頂きました。
大学からも、教授・准教授など先生方に加え、聾教育を学ぶ学生も参加し、講座で学ぶだけでなく、準備・後片付け等を手伝うスタッフとして協力してくれました。
2日間で参加申し込みが140名、講師やスタッフ等も含めると、170名が集まり、盛会の内に研修会を終えることができました。
研修会の運営に当たっては、宮城教育大学のしょうがい学生支援室を中心としたPC要約筆記や手話通訳による情報保障を行いました。また、補聴器等のメーカー各社の展示では、補聴器の展示に加え、音声認識ソフトや指向性スピーカー等も展示されました。関係各位のご協力、ご支援に感謝いたします。
なお、来年1月には福島県郡山市での上級講座が、同8月には第5回研修会の開催が予定されています。ご参加をお待ちしております。
開会式の様子
10日講座の様子
基礎講座「聾学校の教員としてのはじめの一歩」
福島県立聾学校平分校 芳賀 公彦
基礎講座「発音指導の基本II」
岩手県立盛岡聴覚支援学校 永野 哲郎
中級講座「乳幼児や重複障がい児に対する聴力検査の方法」
青森県立青森聾学校 成田 光順
「聴覚障がい教育におけるデジタル無線補聴システムと
音声認識アプリを用いた実践(中間報告)」
山形県立山形聾学校 宇治川 雄大
11日講座の様子
基礎講座「人工内耳の基礎」
秋田県立聴覚支援学校 佐藤 操
基礎講座「聴覚学習の実際」
青森県立弘前聾学校 会津 美穂子
中級講座「FM補聴システムの活用法」
福島県立聾学校 飯塚 和也
講座「小学校で学ぶ難聴児は今」
郡山市立橘小学校(福島県) 熊田 明希子
テーマ「聾学校の自立活動の指導のあり方を組織的に考える」
コーディネーター : 福島県養護教育センター 齋藤 成子 氏
パネラー
福島県立聾学校 田中 愛
盛岡聴覚支援学校 及川 洋
宮城県立聴覚支援学校 山路 祐太
講演「9歳の壁」と認知特性を考慮に入れた指導
~手話と口話の効果と限界を踏まえた係わりを通して~」
国立大学法人 筑波技術大学准教授 脇中 起余子 氏
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